2010/08/11

太宰治

久しぶりに太宰治の「人間失格」
を読んでみました。

一度目は多感な時期に読んだので、
「狂人」に共感しすぎて

もう、私だめッス。
人間失格ス!
目の前ブルーっす!

と血迷ったことを思ったけど、
やっぱり10年経つと違ってた。
(落ちすぎて、10年間読み返せなかったという…)

今回は、「あ〜、分かる分かる」と
共感しつつも「ばっかだなぁ〜」
と思える余裕がありました。

「私、客観視できてますな。
ちょっとは経験積んだってこと?むふふ」
と読みながら1人で思ってみたり。


人間失格は正直、何度も読み返したくないけど、
「斜陽」は何度でも読めます。
へ〜、男の人からみる女の人の強さはここなんだ!
みたいな発見あり。
そういう意味で興味深い。

まさに作品を通して斜陽がかかっていて、
その光景が見えるみたい。

小説家って、やっぱすごい。